ホワイトニングに比べてもっと長期的に歯を白くする治療法としてラミネートべニアというものがあります。今回はホワイトニングとの違いや歯に与える影響について詳しくみてみましょう。
ラミネートべニアとは?
ラミネートべニアは自分の歯の上からセラミック製のシェルを被せる治療法です。歯の表面のエナメル質を薄く削り、着色汚れやステインを落とし、好きな白さでシェルがつくれるため、自分好みの歯の色にすることができるという仕組みです。1本だけ変色してしまった歯がある場合は調整がしやすく、他の歯に合わせることができます。歯につける付け爪のようなイメージです。
ラミネートべニアのメリット
・歯の白さが数年続く
・1本だけの対応が可能
・好きな白さにできる
・白くするだけではなく、歯の形も整えることができる
ラミネートべニアの最大のメリットは、白さが長続きする点です。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングは、漂白を定期的に行ってメンテナンスし続けないと、毎日の飲食物によって歯は徐々に黄ばんできます。
それに対し、ラミネートべニアの寿命は10~20年と言われており、セラミック自体が変色することはないので、きちんと歯磨きをして日ごろからステインや歯垢を除去できていれば、白さはキープできます。
そんな時に便利なのが、スポンジ型デンタルクリーナー!
歯の表面についたステインや歯垢を浮かして取り除き、ポリリン酸によるバリア機能で再沈着を防ぎます。
ラミネートべニアされている方はホワイトニングで白くすることはできませんが、黄ばみを防ぐことはできます。
これだけメリットがあると、歯を白くする選択肢の一つとして魅力的に思うかもしれませんが、実はデメリットも色々あるのです。
次回は、ホームホワイトニングと比べた時のラミネートべニアのデメリットを詳しくご紹介します。